稲保幸 世界のカクテル大事典 下巻 [レシピ本 和書]
新版 世界のカクテル大事典〈下巻〉
- 作者: 稲 保幸
- 出版社/メーカー: しゅるい研究所
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
大事典最後の下巻。最後の巻だけあって、索引つき。それだけで57ページに及ぶ。
カクテルの総数は22070、総処方数は6万を超える。最終的に130冊の本を
参考にしたようだがその中でプロの使用に耐えるのは20冊程度であったらしい。
諸般の事情はあろうがそれが具体的にどれなのかということが明らかにされていないのは残念。
最終巻始めの方には「世界を見つめて仕事をせよ」とある。
自身がオーナーであるバーから二人の世界大会グランプリ受賞者を輩出している
指導者の言葉である。プロのバーテンダーは肝に銘じて精進すべし。また、あとがきには
この本を作り終えた氏の心情が表されている。そのとき氏は68歳。
とても良かったので紹介しておこう。
「資産も何もかも投げ打っての仕事だったから残ったのは上、中、下巻の
3冊本しか手元には無いが、それでいい。少し落ち着いたらまた、
酒を求めて妻と二人で東欧に旅に出る。旅先でバラックパリンカや
スリヴォビッツを飲みながら二人で夢を語りロマンを求めてくる。
男から夢とロマンがなくなったらおしまいである。」
なんてかっこいいじじいなんだ。
カクテルの総数は22070、総処方数は6万を超える。最終的に130冊の本を
参考にしたようだがその中でプロの使用に耐えるのは20冊程度であったらしい。
諸般の事情はあろうがそれが具体的にどれなのかということが明らかにされていないのは残念。
最終巻始めの方には「世界を見つめて仕事をせよ」とある。
自身がオーナーであるバーから二人の世界大会グランプリ受賞者を輩出している
指導者の言葉である。プロのバーテンダーは肝に銘じて精進すべし。また、あとがきには
この本を作り終えた氏の心情が表されている。そのとき氏は68歳。
とても良かったので紹介しておこう。
「資産も何もかも投げ打っての仕事だったから残ったのは上、中、下巻の
3冊本しか手元には無いが、それでいい。少し落ち着いたらまた、
酒を求めて妻と二人で東欧に旅に出る。旅先でバラックパリンカや
スリヴォビッツを飲みながら二人で夢を語りロマンを求めてくる。
男から夢とロマンがなくなったらおしまいである。」
なんてかっこいいじじいなんだ。
書き足し記事
この本には不備や調査不足によるレシピ解釈の誤解などもあるようだ。が、
これだけの仕事をやってのける人は今後永く出てこないだろう。
ネットがあれば自分でいくらでも補完出来る。プロなら少なくとも
稲氏に敬意を表し、そのくらいは自分ですべきである。
この本には不備や調査不足によるレシピ解釈の誤解などもあるようだ。が、
これだけの仕事をやってのける人は今後永く出てこないだろう。
ネットがあれば自分でいくらでも補完出来る。プロなら少なくとも
稲氏に敬意を表し、そのくらいは自分ですべきである。
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